神戸市垂水区の但馬鍼灸整骨院の院長の但馬です。
寝るときに、どうすれば良い睡眠を得られるか。
結構お悩みの方が、多いのではないのでしょうか?
今回は、垂水区で鍼灸、整骨院をしている私が東洋医学の考え方、また西洋医学の解剖学的考え方をふまえて、皆さんに解説していきます。
まず、東洋医学、古来からの寝方で良いとされるのは、
やはり「横向き寝」です。
これはもともと人間が母親の胎内にいるときの形がこの「横向き寝」の形で、最もリラックスできて身体の巡り働きが良くなるとされております。
今またこの考え方が見直されてきています。
いろいろ研究された結果横向きに寝ることにより
①心臓の圧迫が無くなり、血流が改善される。
②胃の流れが良くなり消化をよくする。
③緊張が抜けやすいので肩こりが解消される。
④喉の奥の気道が確保されるので、いびき、睡眠時無呼吸症候群などが改善される。
⑤丸くなることにより、背筋が緩み腰痛予防になる。
特に「右を下にして寝る方」が内臓の配置の関係上良いとされております。
でも横向き寝は良い事ばかりではないのです。
長時間横向きでキープしなければならないので
デメリットとして
①顔が押さえつけられるので、しわになったりむくんだりする。(美顔矯正や美容鍼などお顔のメンテナンスが必要)
②骨盤が歪みやすい。(骨盤矯正が必要)
③肩関節の障害をお持ちの方はしにくい。または悪化させてしまう。
④寝癖がつきやすい。
などが挙げられます。
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次に解剖学的な考え方ですが、
上向き、横向き、下向き関係なく「寝返りを打ちやすい環境」を作る事がよいです。
寝返りを打ちやすいということは、首、肩、腰などに力が入りにくくリラックスした状態を作りやすいということになります。
よい寝る環境作りを解説すると、
まずは、まくら
上記でも述べたのですが、寝返りが打てる高さに設定すること。よって高さは必然的に低めになります。そして硬さは柔らかければ沈み込んでしまうので、頭を支えれるくらいの硬さがベストでしょう。
次に、マット
やはり、まくらといっしょでマットが柔らかければ、沈み込んで寝返りしにくくなってしまうので、硬めで身体の出っ張ってる部位をカバーできるくらいのものがよいでしょう。
あとは、寝具とパジャマ
これも重要です。寝具とパジャマ相性が悪いと引っかかってしまって寝返りがうてないこともあります。できるだけ滑りの良い素材のものを選ぶと良いでしょう。コツは寝具かパジャマどちらかを滑りよくすることです。たとえば寝具が毛布で滑りが悪ければ、パジャマはシルクやサテンなど滑りの良いものを着ると良いでしょう。
それではどの寝方がよいの?ベストの寝方とは?
寝るという行為やはり、最もリラックスすることが大切です。でも横向きが良いから、または上向きが良いからと言って、極端に体勢を変えてしまうとかえってリラックスできずに眠りにくくなってしまいます。
私がおすすめする寝方は?
基本は自分の寝やすい体勢でよいのですが、やはり右横向き寝をベースに寝ることをお奨めします。ただし一晩中ではなく、あくまでベースで、寝返りをうって体勢をかえましょう。ただ体勢を変える中でも、右横向き寝の割合を増やすようにこころがけましょう。
そして大切なのが、寝る30分前の行動です。
寝る寸前までスマホ、タブレット、テレビなどをみていませんか?
実はこれらからブルーライトという光が出ています。このブルーライトを見ると目が冴えてしまったり、神経を興奮させてしまうものなのです。
よって寝る30分前はこれらを見ないこと。そして逆に神経を落ち着かせるべく、照明をおとしてやわらかい光にしましょう。ハーブティーやホットミルクなどを飲んで体をリラックスさせることもよいですね。効果的なのがストレッチで、ゆっくり深い呼吸を心がけながらするとよいです。
いかがでしたか?快眠を得るためにはやはりそれなりの準備が必要です。これらの準備が寝る前の儀式になって習慣化していけば、これからよい睡眠ライフが待っています。
ぜひ今晩から試してみてくださいね!!