スポーツ(サッカー、野球、テニス、ゴルフ、バレーボール、バスケットボール、バドミントンなど)をやる上で、勝ちにこだわることは最も大切なことですが、それが強くなりすぎたりすると、肝心な試合でうまいこと結果を出せないなんて事ないでしょうか?
今回はズバリ!!試合で結果を出せる方法をお教えいたしましょう。
体のコンディショニングには、大きく分けて二つあります。それは「心」と「身体」です。
でもこれは別のものというわけではなくて、これらのバランスを整えるとかなりの力を発揮してくれます。
心のコンディショニング
①試合を想定した気持ちを普段から練習する。
みなさんは練習の際、どんな事を考えながらやってますか?
「しんどいな」「早く終わらないかな」「楽しい練習をしたい」「ただコーチに言われたから漠然と練習している。」「なんとなく」、、、、、、
身に覚えないでしょうか。実はこれらは試合で結果を出すどころか試合感もしくは勝負感を、普段から養えていない為に、いざ試合になるとアガってしまったり、硬くなってしまったり、自分のプレーができなくなってしまいます。
はやり普段の練習から試合を想定してイメージをつくり、「ここのプレーを丁寧にいこう」とか「試合の後半集中がきれやすいから、後半のプレーを大事に練習しよう」など勝負に対して前向きに練習ができます。そうすると自信がついてピンチをチャンスに変えることもできるのです。そして今まで嫌だった練習も、試合を想定したうえで必要と考えるものなら進んで練習に打ち込めるでしょう。
②もう一人の自分をつくる。
みなさんも経験したことないでしょうか。「試合中気持ちが前に出すぎて周りが見えなくなってしまった。」「会場が大きすぎて雰囲気に飲み込まれてしまった」「相手のペースにいつの間にか巻き込まれてしまう。」、、、、
これは気持ちが空回りして自分を見失ってしまっている状態です。これに陥ってしまうと、試合どころではないですよね。ここで自分をしっかり見失わずにいるためには、
斜め後ろから冷静に自分を見る、もう一人の自分をつくります。
簡単に説明すると、前に行く気持ちをおさえて冷静に自分の状態を広く把握するということです。たとえば、「肩に力入ってるから楽に抜こう」「呼吸が浅いからゆっくり呼吸しよう」「視野が狭いからもっとコートを大きく見よう」など自分の状態を分析する、もうひとりの自分を作るということです。イメージの作り方としては先ほどの、斜め後ろから自分の姿を見て広い視野で落ち着いて試合にのぞむことです。この方法は当院にきているプロのスポーツ選手も実践して成果をあげております。
③考えをシンプルに
練習で追い込まれて、試合前のプレッシャーで頭の中は、おそらくいろいろなことでいっぱいいっぱいになっていることでしょう。アスリートのすべての皆さんにアドバイスしていることがあります。それは勝つために試合にのぞむこと!シンプルにそれだけ!簡単に勝つためにどうしたら良いか、それだけ考えるようにしましょう。
身体のコンディショニング
①普段からのストレッチング
やはりスポーツ(サッカー、野球、テニス、ゴルフ、バレーボール、バスケットボール、バドミントンなど)どの競技でもいえる事ですが、「柔軟性がある、柔らかい動き」が、疲れず俊敏に動けて良いとされています。普段からストレッチをすることにより、これらを発揮しやすいし、ケガを防げるし、体が楽になることで気持ちの余裕を作る事ができます。
②試合前の身体の準備
大切な試合前に、気持ちが落ち着かないから前日に追い込んだ練習をしてしまい、試合当日疲れで力を発揮できなかった。なんてことなかったでしょうか?これは本末転倒、なんのための練習かわからないですよね。気持ちが落ち着かないのもわかりますが、上記でも説明しましたが、「試合に勝つために試合にのぞむ」ということをわすれないことです。試合で万全な状態にもっていくことを第一にかんがえていきましょう。
まず、試合1週間前からは「調整期間」と考えてください。絶対に体に疲労が残るような練習やトレーニングはしないでください。大切なのは試合で使うであろう動きや、得意なパターンの再確認をしてください。このときの意義は動きながら「いいイメージをつくること」あと、不安要素がある場合はあまりその動きばかり練習しすぎず、「よい動きでカバーすればいい」と開き直っていくぐらいでいいでしょう。あくまでも1週間前です。自信をつけて体がいつもの調子の良い状態にもっていけることをメインに考えて調整しましょう。
スポーツ(サッカー、野球、テニス、ゴルフ、バレーボール、バスケットボール、バドミントンなど)、格闘技、仕事などすべてにいえることですが、プレッシャーや緊張で肝心な「何をするためにのぞむのか」が抜けてしまい、「その場をなんとなくしのぐだけ」の考え方、身体の使い方になってしまいがちです。
心と身体がやるべきことに同じ方向に同調すれば、人間はもっとも強さを発揮することができます。
シンプルイズベスト!勝つためにどうすればよいか、考えましょう。また逆にしんどいことばかりしていても勝てるものも勝てません。今何をするのがベストなのかを考えて目標を見失わずに心と身体のバランスをはかっていきましょう!